自律神経のアンバランスから引き起こされる体調不良のことを「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と言います。
自律神経には 交感神経 と 副交感神経 の2種類があり、これらはやじろべえのようにバランスを取って働いています。
交感神経 は昼間の活動、仕事や家事などをサポートする役割を担っています。
副交感神経 は夜間、休息中に内臓や器官をリラックスさせ、エネルギーを保存する役目を持っています。
しかし、極度の緊張やストレス、疲労などが原因でこのバランスが崩れると、様々な体調不良が現れます。
交感神経が乱れると
動悸、息切れ、呼吸困難、頭痛、めまい、立ちくらみ、肩こり、冷え性などが発生します。
副交感神経が乱れると
食欲不振、下痢、便秘、胃もたれ、腹痛、吐き気などの症状が出ることがあります。
これらの不定愁訴を放置すると、症状が習慣化し、最終的に 自律神経失調症 という本格的な病気に繋がることがあります。