便秘は、生活環境など大きな変化が影響し、一時的に起こる急性便秘と、生活習慣の乱れによる腸の機能が低下し、長期的に不快感が続く慢性便秘に分けられます。
さらに、慢性便秘は4つのタイプに分けられます。
【一時的に起こる急性便秘タイプ】
旅行や無理なダイエットなど、生活習慣や環境の変化で便秘になります。
自分では意識しているつもりはありませんが、生活環境が急に変化すると、身体はストレスを感じています。
自律神経が乱れ、腸の動きが鈍くなります。
【長期的に不快感が続く慢性便秘タイプ】
運動不足、ストレス、食生活の偏り、水分不足など、生活習慣の乱れといった腸の機能低下により起こります。
・便がカチカチ
便秘になると、大腸での水分吸収がますます進み、カチカチに硬くなってしまいます。
出しにくくなった便を、頑張って排出しようと、強くいきんでしまい、痛みを伴います。
また、肛門が出血してしまい、痔に繋がってしまうこともあります。
・スッキリ不足
トイレに行っても、全部出し切れず、なんだかまだ残っているような感じがします。
排便にも時間がかかり、便も細く、量も少ないタイプです。
・お腹が張る
デスクワークなどずっと座りっぱなしなど、運動不足の方に多いタイプです。腸が効率よく動かず、便やガスが腸のあちこちで停滞しやすくなります。
便やガスが、腸の中をスムーズに進まず、普段よりお腹が張っていたり、膨満感など、常に苦しい感じがしています。
・便秘薬だのみ
便秘になるとすぐ、お薬に頼ってしまう方がいます。度々、強い刺激の便秘薬に頼り、無理に排出させると、腸の運動が鈍くなってしまいます。
そのため、もっと強いお薬で無理やり、腸を刺激し、便を出すという悪循環に陥ります。